14日夜8時半、浙江衛星テレビで、ドキュメンタリー「愛上中国(FALL IN LOVE WITH CHINA)」(全3話)が放送された。同作品はフランスの写真家のYann・Laymaが約30年かけて撮影した、中国で感じた社会の変遷をベースにしており、西洋人独特の目線で、外国人から見た中国社会の大きな変化、経済の急成長、不屈の努力、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成などをリアルに表現している。新華網が報じた。
フランス人写真家が見た中国の大きな変化
Yann・Laymaは、中国をテーマにした写真を撮り続ける写真家の一人で、その写真集「中国」は6ヶ国で数十万冊発行された。国連食糧農業機関(FAO)により世界農業遺産に認定された雲南省の紅河ハニ棚田を最初に発見し、カメラに収めたのも彼だ。彼はカメラで中国社会の歴史の変遷を捉え、改革中の中国や中国人のために貴重な歴史の記憶を記録している。
「愛上中国」は、「夢を求める」、「夢を探す」、「夢を叶える」の3部分からなり、Yann・Layma個人のエピソードに注目するのではなく、彼と彼が撮影した写真を通して、中国が歩んできた特色ある社会主義の道の異なる段階の特徴を映し出しており、中国社会の大きな変化を生き生きと感じることができる。第三話「夢を叶える」では、スマート中国、主要20ヶ国・地域(G20)首脳会議、美しい大自然、生態発展などのエピソードを通して、中国の人々の夢や人類運命共同体を着眼点にした中国の知恵を表現している。
一人一人の非凡なエピソードを描く
製作の過程で、「愛上中国」の製作チームは一人一人の非凡なエピソードを描くための細かな部分に目を向けた。そのようにすることで、一層リアルな中国を描き出すことができる。例えば、「夢を叶える」では、北京の若者が自転車サークルを立ち上げる様子や杭州で宅配便の配達員をしている男性の家庭にまつわる夢などが紹介されている。どれも、Yann・Laymaの目線から見た中国の一般人のエピソードだ。このようにエピソードを描く斬新な手法は、近年の中国社会の発展の歴史、変遷を生き生きと映し出し、中国社会が新たな発展段階に入ったことを感じさせてくれる。
同作品ではYann・Laymaが撮影した写真をそのまま採用し、30年以上前の写真と現代化が進む今の中国を比べることで、変遷が生き生きと表現され、さらに歴史の重みがひしひしと伝わってくる。同じ場所の過去と現在が映る写真、それを実際に肌で感じた人も、感じたことのない視聴者も中国社会の変遷を深く感じ、歴史の記憶、文化の記憶がよみがえる。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月18日
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