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中国は引き続き外資系企業の最重要投資先

人民網日本語版 2017年10月20日16:53

商務部(商務省)が今月13日に発表したデータによると、2017年1~9月には、中国で新たに設立された外資系企業は2万3541社に上り、前年同期比10.6%増加した。実行ベース外資導入額は6185億7千万元(1元は約17.1円)で同1.6%増加した。

産業別にみると、同期の製造業の実行ベース外資導入額は1817億6千万元で同7.5%増加し、外資全体に占める規模は29.4%だった。ハイテク製造業は529億8千万元で同27.5%増加し、ハイテクサービス産業は915億9千万元で同24%増加した。

地域別にみると、中部地域の外資導入額が引き続き急速な伸びを示し、1~9月の実行ベース外資導入額は456億3千万元で同46%増加した。

同部の銭克明副部長は、「外資系企業の投資環境が改善されつつある。中国は国内資本の企業と海外資本の企業を平等に扱う方針を堅持し、外資系企業の投資環境の最適化に力を入れている。外資分野の『放管服』改革(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)が掘り下げて推進され、投資の円滑化レベルも絶えず向上している」と強調した。

今年4月、中国では遼寧省など7ヶ所に自由貿易試験区が新設され、試験区は累計11ヶ所になり、東部・中部・西部をカバーする全方位的制度革新の開放局面が形成された。6月6日には、国務院が2017年版の自由貿易試験区における外資系企業の投資ネガティブリストを発表し、制限類措置が27項目取り消された。同月28日には、同部と国家発展改革委員会が2017年版の「外資系企業投資産業指導リスト」を発表し、制限類措置が93項目から63項目に減って、外資系企業による先端製造業、スマート製造業、グリーン製造業への投資を奨励する政策の方向性をはっきり体現するものとなった。

世界銀行が発表した報告書「ビジネス環境の現状」によると、中国のビジネス環境の円滑化レベルは過去3年間に世界の中で順位を18位上げた。またスイスの国際経営開発研究所(IMD)の2017年度世界競争力報告によれば、「中国は経済の状況、政府の効率、ビジネスの効率の各方面でいずれも得点が著しく上昇した」という。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年10月20日

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