中国国家工商行政管理総局は取材に対して、2013年から16年の間に、世界のビジネス環境ランキングで中国は順位を18位上げたことを明らかにした。改革により、国民の起業意欲が刺激され、17年9月末の時点で中国全国の企業総数は2907万2300社、登録資本(金)の総額は274兆3100億元(約4663兆2700億円)に到達。12年9月末と比べて、それぞれ116.5%増、242.3%増となった。北京日報が報じた。
中国共産党第18回全国代表大会(12年)以降、同総局や中国全国の各級工商機関は、サービス市場の主体を発展させるために、各種対策を積極的に講じている。例えば、14年3月1日から、中国全国で登録資本登録制度改革を全面的に実施し、企業の登録のハードルを下げ、登録の円滑化を進めるなど、ビジネス環境の最適化に力を入れてきた。世界銀行が発表しているビジネス環境報告では、ビジネスのしやすさを示すビジネス環境ランキングの中国の順位が96位から78位に上昇した。
また、中国企業の数も急増中だ。中国共産党第18回全国代表大会以降、全国の企業の数と登録資本(金)は毎年平均16.7%と27.9%のペースで増加し、特に14年に商事制度改革が実施されて以降、増加ペースが加速。企業数は毎年平均約20%のペースで増加し、新設企業は1日平均1万社以上のペースで増加するようになった。17年の1-9月期、新設企業は1 日平均1万6500社で、近年における最高値を記録。改革前の2倍以上の数字になっている。
新設企業の急速な増加により、中国の人口1千人当たりの企業数も急増している。16年末の人口数に基づいて計算すると、17年9月末の時点で、人口1千人当たりの企業数は21.03社で、12年末の10.09社と比べて倍増となった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月26日
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