「眠れる森の美女」の物語はきっと誰もが知っているだろうが、最新の研究によると、このフィクションには真実かつ合理的な一面があるという。同研究では十分な睡眠で「ルックスが上がる」ことが証明された。数日の睡眠不足だけで、外見的な魅力が急激に低下するというのだ。経済日報が伝えた。
リバプール大学の研究者は睡眠実験を行い、睡眠不足の人への影響を調べた。大学生の男女25人を被験者とし、毎日の睡眠時間をチェックするツールを配布した。被験者は2日間十分に眠ったあと、さらに2晩続け4時間未満の低品質の睡眠を取った。それから被験者の写真を撮影し、別の122人の志願者にその魅力度・健康度・眠気度・信頼性、さらには写真の人物と交際したいか評価をつけてもらった。統計結果によると、睡眠不足によりすべての評価が下がった。つまり睡眠不足だと不健康に見え、魅力が欠けており、睡眠不足の人とは付き合いたくないということがわかった。
社会学者は、これは進化の法則に合致すると述べた。ある人がとても疲れているように見えれば、あまり健康でないことが多く、人はそうした人に対して拒否反応を起こさせる。また睡眠不足の人の多くが忍耐力が低く、正常な論理で物事を考える能力を失っている。これにより交流がうまくいかないといったリスクが生じる。睡眠不足には多くの問題があるが、研究者はその分の睡眠を補えばそうした問題は自然と解消されると指摘している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月1日
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