(写真はネットより)
フィットネスは健康を維持する重要な手段であり、多くのフィットネス達人はアプリを使い自分の美しい写真を投稿し、注目を集めようとしている。ところが彼らに注目し、その美しい写真を多く目にする一般人は、精神病にかかる可能性があるという。経済日報が伝えた。
ニューサウスウェールズ大学とマッコーリー大学の研究チームは、ネット有名人の美しい写真に夢中な豪州・米国の18-25歳の女性350人の調査を行った。その結果、毎日30分以上それらの写真を見ると、彼らのスタイルとルックスに夢中になると同時に、自分のスタイルに嫌悪感が湧いてくることが分かった。
さらに恐ろしいことに、女性がこのような写真を見すぎると、自分を「モノ」と見なす効果が生まれる。彼女たちはスタイルを重視するあまり、体の健康と実際の機能を蔑ろにしがちだ。見た目だけを重視し、過度にスタイルを比較することで、人の自信が失われる。長期におよぶと、心の健康が損なわれる。
実際には、これらの写真は選び抜かれたものだ。あるネット有名人は、美しい写真を撮るためにはまずお腹を空かせる必要があると暴露した。胃の中に食べ物がなければ、平らに見えるというわけだ。それから胸を張り、お腹を引っ込めることも重要だ。しかしこれだけで、写真が美しくなるとは限らない。照明、アングル、姿勢も重要だ。そのため多くの有名人は1枚の写真を投稿するため、100枚も1000枚も撮影する。最後に画像処理を施すことで、大きかったお腹を引っ込め、さらに腹筋までも追加できる。
ある有名人は「美しい写真のあの状態は、生活の1%しか占めていない。残りの99%は醜い写真の時間だ。これからは他人の写真を夢中に見るのをやめ、健康のために体を鍛えてはどうだろうか」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月28日
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