「国家スパコンセンターは一騎打ちという局面を終える。プロジェクトの交流を強化し、6つのスパコンセンターを統一しスーパー戦隊をつくることで、中国のスパコン分野の中核となる競争力を高める」これは2日に開かれた2017年中国スパコンセンターCEO共同会議で発表された情報だ。北から南の5つの省・直轄市に点在する6つの国家スパコンセンターは、統一と同時に事業内容を深く掘り下げる。これまでの科学計算、工学計算を中心としていた事業を、人工知能(AI)やビッグデータの分野にまで拡張する。科技日報が伝えた。
中国科学技術部(省)が国家スパコンセンターの建設、「E級コンピュータープロトタイプ機システム」プロジェクトの開始を初めて批准したことに続き、国家スパコンセンターの建設は再び象徴的な節目を迎えた。
国家スパコンセンターの統一については、技術的なミスマッチや連結不可といった問題が懸念されている。出席した専門家は、現在のスパコンセンターのソフト・ハードは、この拡張をサポートできると判断した。
追跡、並走から、一部重要技術のけん引に移り、中国のスパコンは新時代を迎えた。スパコン「天河」、「神威」の計算性能はすでに何度も世界一に輝いている。
しかし、日増しに激化する国際スパコン競争において、中国のスパコンはまだ気を抜けない。「我々自身がさらに努力するほか、国によるソフト、ハード、応用、人材への持続的な支援も必要だ」と出席した専門家が主張していたとおりだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月7日
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