「核高基(重要電子機器、ハイエンドチップ、基礎ソフト商品)」科学技術重大特別プロジェクトの力強い後押しを受け、国産の自主制御可能な重要ソフト・ハード技術に大きな進展があった。スパコン「神威•太湖之光」とCPU「申威26010」といった代表的な成果をあげており、国産スパコンのCPUの長期的な不足を補い、安全・自主的・制御可能な国産プラットフォーム技術の基礎を固めた。科技日報が伝えた。
1983年に研究開発に成功した「銀河」シリーズスパコンから、曙光シリーズや神威スパコンの開発成功に至る過程において、中国のスパコン分野の研究開発と応用は、世界先頭集団の仲間入りを果たしたといえるだろう。
ドイツのフランクフルトで開かれたISC High Performance 2017(ISC 2017)には、世界の高性能分野のトップクラスの専門家と組織、高性能計算分野の最も先進的な技術が集まった。「神威・太湖之光」は6月19日、毎秒12.5京回のピーク演算性能、毎秒9.3京回の連続演算性能により、再び世界スパコンランキング「TOP500」の首位になった。また中国製スパコン「天河2号」と共に、3回目の1・2位独占を果たした。
これにより中国製スパコンは世界トップクラスの大会で3連覇を果たした。国産CPUは世界の舞台で輝きを放ち続けている。
全国政治協商会議副主席、中国科学技術部(省)部長の万鋼氏は1年前、国家スパコン無錫センターを視察した際に、「スパコンにとって、高性能は一部に過ぎず、広く応用されることが重要だ。さもなければ浪費になる」と指摘した。
「神威・太湖之光」は現在、すでに数多くの課題に応用されている。その分野は航空・宇宙、先進製造、バイオ医薬、新材料、新エネなどに跨る。国家重大科学技術応用、先進製造などの分野で数百件の計算任務をサポートし、1年間で200万件以上、1日平均7000件弱の作業任務を完遂した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月13日
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