16日に北京で開催された中日国交正常化45周年を記念する中日青年交流セミナーで、中華全国青年聯合会の汪鴻雁副主席は、「中日友好の基礎は民間にあり、未来は青年にかかっている」と語った。新華社が報じた。
同セミナーでは中日の青年約100人が集い、中日の青年交流の歴史を振り返り、いかに青年交流を通して中日関係を前進、発展させるかをめぐって意見を交換した。
1956年、日本最大の青年団体「日本青年団協議会」が訪中団を派遣し、第二次世界大戦後の中日青年友好交流の1ページを開いた。それ以降、中日青年間の交流が中断したことはなく、両国関係が困難に直面していた時期も一定の頻度と規模で行われてきた。
汪副主席は、両国の青年友好交流の歴史を振り返った際、「60年以上の蓄積を経て、中日青年交流は中日友好のために基礎を築き、両国の友好関係のために頼りにできる継続的な力を養い、両国関係の持続的発展のために活気と活力を注入してきた。中日の青年は今後も、実務的な協力、率直な交流を続け、青年友好を通して両国の国民感情を改善し、壮大な中日友好の民意基礎を築かなければならない」と語った。
中国や日本の大学生約100人は共に、周恩来総理や日本の田中角栄元首相、創価学会の池田大作名誉会長らが、中日の国交正常化を推進し、中日青年友好交流を深化させたことを振り返った。
日本の鳩山由紀夫元首相は挨拶の中で、「日中が国交正常化を推進していた際、両国の間には依然としていろんな問題があったが、両国の指導者は論争を脇に置き、経済・文化交流の展開を優先させる決定ができたのは本当に正しかった。今重要なのは、日中両国が45年前の精神を思い出し、両国が合意した4つの基本文書の精神を十分に理解し、確立した4つの原則を忠実に履行することだ。それができれば、日中間の問題は解決できると思う」と語った。
同セミナーでは、中国側のゲストが日本の青年に対して、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブに貢献し、共に人情と利益が融合する運命共同体を構築していくことを呼びかけた。一方、日本側のゲストは、「温故知新の精神を持ち、過去の歴史を銘記しながらも、新しい歴史も理解し、それを基礎に両国関係の未来を展望しなければならない」と呼びかけた。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月17日
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