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「ダブル11」が世界規模の買い物イベントに ロシアや韓国でも話題に

人民網日本語版 2017年11月15日09:59

米ブルームバーグ社は12日、中国最大のショッピングイベント「ダブル11」(11月11日)の売上高が再び記録を更新し、米国の大規模セールである「ブラックフライデー」や「サイバーマンデー」も後塵を拝するほどの中国経済の好調さをみせつけたとし、「『ダブル11』は今や独身男女のセンチメンタルを癒す『解毒剤』となった」と評した。このように「ダブル11」は今や世界的なショッピングイベントへと成長を遂げている。環球時報が伝えた。

今年の「ダブル11」に中国のネット店舗で買い物をした外国人は少なくなかった。ドイツ・ベルリンのエンジニアのマルクスさんは取材に対し、「小米の電動スクーターを買った。送料を合わせて322ユーロ(約4万2700円)だった。この値段だとドイツでは中低クラスのスクーターしか買えない。小米製品は品質もデザインも世界トップレベルで、中国製品は電気製品や携帯電話、スクーターなど数々の分野ですでに欧州を追い抜いている」と述べた。「ダブル11」は中国経済のますますの繁栄と中国貿易のグローバル化の縮図だといえるだろう。

ロシア紙「RBCデイリー」の報道によると、天猫(Tmall)はこのほど初めて「ダブル11」期間のロシアにおける商品販売データを発表した。それによると、イベント開始後わずか5分で、天猫のロシア市場での売上高が1億ルーブル(約1億9100万円)に達したという。ロシアのユーザーに最も人気の商品はデロンギのコーヒーマシンで、次が小米の「紅米」シリーズ携帯電話、3位がアップルの携帯電話だった。オーラルBの電動歯ブラシの人気も高く、1時間で2500本が売れたという。

韓国メディアも、韓国の多くの企業・ブランドが「ダブル11」に参戦し、まずまずの業績を上げたことを注目している。取引額は日本や米国、オーストラリア、ドイツに続く5位だった。韓国紙「ソウル新聞」は、「韓国は昨年(3位)より2つ順位を下げたが、過去1年間に韓中関係が複雑な局面にあったことを考えると、『独身の日』当日の業績には相当良いといえる。特に『ダブル11』当日に淘宝(タオバオ)のサイトに久しぶりに韓国のスター全智賢(チョン・ジヒョン)が登場し、韓国化粧品ブランドのキャンペーンガールを務めたことから、韓国の企業は大いに元気づけられ、韓中関係はどん底を脱したとの見方が広がった」と伝えた。

またかつて米ゴールドマン・サックスで働いていた阿里巴巴(アリババ)国際発展部のエバンズさんは仏紙「ル・モンド」の取材に対し、「今年、アリババは14万社の売り手をそろえ、そのうち6万社は海外の企業だった」と述べた。韓国紙「ソウル経済新聞」によると、グローバル化したショッピング・販売モデルを実現したことが、アリババの売上高を急増させた大きな原因だという。昨年は「ダブル11」に出品した海外ブランドは1万1千ほどだったが、その後1年間で6倍近くに増えた。今年の「独身の日」に最もよく売れた海外商品はオーストラリアのヘルスケア製品、ドイツの粉ミルク、日本の紙おむつなどだった。ここから生活水準が向上し続けるのにともない、品質のよいヘルスケア製品への需要がますます高まっていることがうかがえる。また二人っ子政策の全面的に推進により、ベビー・マタニティ用品の購買ニーズも増加している。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年11月15日

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