中国人民銀行(中央銀行)の範一飛副総裁は16日、「決済産業は金融業対外開放において重要な役割を演じる。中国の決済業界の対外開放は、全面的・バランス・秩序の原則を守らなければならない」と述べた。新華社が伝えた。
範氏は第6回中国決済清算フォーラムで、次のように話した。決済業界の対外開放は、全面の原則を把握し、進出前国民待遇とネガティブリスト管理制度を実施する。市場進出条件を大幅に緩和し、電子決済分野の対外開放を推進する。外資が中国の電子決済事業の発展と競争に参与することを歓迎・奨励する。
総量制御、構造改善、質向上、秩序ある発展の原則を貫き続け、すでに許可を得た機関の管理とマニュアル改善に取り組む。有効期限の延長などの管理措置により自然淘汰を実現し、実力ある持続的に発展できる国内外機関の進出を奨励し、M&Aなどの手段による決済機関の構造改善を奨励する。開放手続きでは、先に窓口での取引と決済を開放し、その後さらにバックグラウンドの決済を開放するという全体的な開放手続きを踏まえる。決済業界の対外開放は、管理とマッチングしなければならない。決済業務は重要な金融業務であり、国有・民間・外資などの業務に従事するかに関わらず、進出する場合は必ず管理を受けるものとする。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn