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百度の李彦宏会長兼CEO、自動運転バスが計画前倒しで2018年には量産に

人民網日本語版 2017年11月21日14:59
百度の李彦宏会長兼CEO、自動運転バスが計画前倒しで2018年には量産に

検索エンジン百度の李彦宏会長兼CEOは16日、「バイドゥ・ワールド・コングレス2017」で人工知能(AI)分野の最新動向について、「百度自動運転車の量産化計画が2018年に前倒しとなり、今月末には百度モバイルがより人にやさしいスマート機能を発表する。近い将来、AI商品が爆発的な発展を遂げ、AI技術が世界をよりシンプルにする時代がやってくるだろう」と紹介した。

自動運転車の量産計画、2018年に前倒し

以前から業界内では自動運転車の量産化は2020年になると見られていたが、李彦宏氏は百度はこの計画よりも更に前倒ししたいとの希望を明らかにしていた。そして同コングレスで、「百度の自動運転車量産化は2018年に実行する」と宣言した。

そして、この歴史的任務を担うことになるのが、来年7月末に百度とバス車両メーカーの金龍客車が提携して生産する自動運転小型バス「阿波龍(アポロ)」だ。この運転席もハンドルもない小型バスは独特な外観と近未来的なテクノロジーを十分に体現している。

今年7月の「バイドゥ・クリエイト2017(2017年百度世界大会)」でのアポロ・オープンプラットフォーム発表以来、百度は数々のパートナーと提携し、自動運転自家用車の生産を進めている。

李彦宏氏は、「2019年に百度は、中国の自動車メーカー江淮汽車(JAC)と協力し自動運転車の生産を行う。そして、北京汽車ともレベル3の自動運転車を生産する計画だ。更に、2020年には奇瑞汽車との自動運転車も生産する。より安全で、より効率的な自動運転により、未来の交通状況を改善し、人々に幸福をもたらすことこそ、百度が自動運転車の発展に尽力する最大の目的だ」と話した。

11月末から百度が更にスマートに

スマートフォンは今や、人々にとって欠かせない「ツール」。しかしニュースや動画の視聴をする場合、常に手でスマホを操作しなければならない。口を動かすだけでスマホを操作できないか、というのが今までの課題だったが、これについて李彦宏氏はコングレスの際に、「今月末に実現する」と明らかにした。

彼は、11月末からは百度モバイルの音声版で上述の昨日を実現することができると明らかにしている。今後、この機能はユーザー体験を大幅にアップする「神器」となるだろう。

音声コントロールはAI時代に人と機械がコミュニケーションするための重要な手段。しかし、李彦宏氏からすると、「この技術はまだ完全に人にやさしいとは言えない。ビデオ通話にしても、AIの音声会話にしても、ユーザーが使用する時にはボタンを押したり、呼び出しに時間がかかるといった課題が存在していた。百度技術チームは百度モバイルのTTS上の技術的な進展を果たし、この課題のクリアに成功した。操作を更にシンプルにし、ユーザーと機械のコミュニケーションをよりスムーズにしている」と話す。

AIハードウェアとアプリ製品激増の時代が到来

李彦宏氏は、「百度ブレーンは内部と外部から1日に約2188億回アクセスされている」と説明。毎日これほど多くのコア能力へのアクセスが行われているということ自体、AI技術が今まさに進歩し、より多くの分野に変化をもたらしていることを示している。

また、彼は、「人々が普段、各種スマホアプリや電子機器、様々な設備を使用するとき、その背後では百度ブレーンが常に作用を及ぼしている可能性がある。今まさにAIが人々の日常生活の至る場所で応用されていることは、AIハードウェアとアプリ製品の激増時代が到来したと言える。AI技術の発展は、機械に様々なツールを学習させる。人の指示を聴き、人のニーズに応え、人の負担をより軽減してくれる。AIは今後より多くのことを実現可能にする」とした。

最後に李彦宏氏は、「今はまだAIの黎明期だが、本日の来場者たちが見たAI応用技術は氷山の一角に過ぎない。今後、より多くのサプライズが待ち受けている。渋滞や順番待ち、身分認証等、世界の複雑化は免れないこと。様々な面で自分たちが思い描く便利な世界とはかけ離れている。しかし、AI時代の到来により、技術が世界をよりシンプルに変えてくれると信じている」と締めくくった。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年11月21日

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