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国産1万メートル級潜水艇、有人球形モジュールの開孔作業が完了

人民網日本語版 2017年11月28日14:07
国産1万メートル級潜水艇、有人球形モジュールの開孔作業が完了

中国が自主開発した海底1万メートル級潜水艇有人球形モジュールが、出入口と観察窓の開孔作業を終えた。有人球形モジュールは潜水艇の最も重要な部分であり、潜水員の主な活動エリアだ。主要構造はチタン合金製で、完成すれば世界で下潜水深度が最大の、最先端の潜水艇の一つになる。中央テレビ網が伝えた。

中国が自主開発・製造する新型次世代有人潜水艇計画は2020年に、世界の海洋で最も深いマリアナ海溝で試験を行う。潜水深度は1万メートルを突破する予定。深海は圧力が大きいため、有人球形モジュールの材料は4500メートル級の「深海勇士」号潜水艇と7000メートル級の「蛟竜号」とは異なる。

1万メートルの深海で潜水艇が受ける圧力は、爪の上に車を1台置くようなものだ。潜水艇の有人球形モジュールは、潜水員3人の安全を支える重要な設備となる。次世代チタン合金製のモジュールは、形状・真円度・壁の厚さを慎重に選択している。二つの半球の溶接と組み立てなどを終えると、来年上半期に海底1万メートルの模擬圧力試験を行うことになる。

蛟竜号の浮力材料は英国製、ロボットアームは米国製、有人球形モジュールはロシア製だ。現在建造中の1万メートル有人潜水艇は、世界の100%の海域で作業可能で、世界最先端の水準に達している。またすべて中国人が自主開発しており、多くの「中国初」を記録した。特に有人球形モジュールは潜水艇の主要構造で、開発水準は国内最高に達している。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年11月27日


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