「中日貿易投資協力報告書(2017年)」がこのほど遼寧省大連市で発表された。中国で初めて公開発表された中国と日本の経済貿易協力という専門的テーマについての大型年次報告書だ。「経済日報」が伝えた。
同報告書は中日間の貿易と投資協力に重点を置き、貿易指数、貨物貿易、サービス貿易、投資、企業、地域などさまざまな角度から分析を加えたもの。報告を作成するため、世界の10数機関の基礎データを累計100万件以上利用し、中国と日本、中国の各省・自治区・直轄市と日本という2つの視点で研究を進め、17年度の中日間貿易投資協力が獲得した成果を総合的に描出しようと努力した結果、中日両国の貿易や投資などの分野における協力の進展ぶりを全面的かつ客観的に描き出し、社会各界の対日協力の展開における重要な方針決定への一助を提供するものとなった。
注目されるのは、この報告書が初めて中国各省区市と日本との経済貿易協力指数ランキングを打ち出したことだ。全面的な指標体系を構築することで、各地域と日本との協力の進展ぶりを科学的に評価・測定することが狙いだ。上海市は全国の首位に立ち、江蘇省と広東省が続いた。東部沿海地域と日本との協力は一般的にかなり密接で、中西部地域は河南省、山西省、四川省のポイントが高かった。大連市は計画単列都市のトップだった。
同報告書は中国-日本商務理事会連絡弁公室と中国国際貿易促進委員会大連分会が執筆を担当し、■(さんずいに幹)聞資訊、国家情報センター「一帯一路」(the Belt and Road)対外貿易ビッグデータ研究所が共同編集したもの。発表イベントには、中国国際商会中日韓企業交流センターの史銘センター長、日本貿易振興機構(ジェトロ)大連事務所の水田賢治所長、大連分会の崔鉄会長、■聞資訊の童友俊会長らが出席した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月27日
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