青島市で開催中の2016東アジア海洋ハイレベルフォーラムで発表された情報によると、中国の有人潜水艇「蛟竜号」の崔維成副技師長が率いる科学研究チームは、2019年に1万メートル級有人潜水艇の海上試験を実施し、2020年にマリアナ海溝で水深1万1000メートルの極限にチャレンジする予定だ。新華社が伝えた。
海洋のうち水深6500メートルを超える海域は深淵と呼ばれる。崔氏は同フォーラムで「深淵は地球のプレート活動、海洋地質構造、地球の物理的・化学的変化、過酷な環境下における生態システムと生態チェーン、生命の起源と進化、深海生物の遺伝子資源などの研究にとって非常に重要だ。深淵科学は世界の地球科学、特に海洋化学の研究の最先端になっていくだろう」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月1日
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