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大きく前進する中国―中・東欧協力

人民網日本語版 2017年11月27日13:40

李克強総理は26日、第6回中国―中・東欧諸国首脳会議出席及びハンガリー公式訪問のため、北京からブダペストへ向かった。(文:張健・中国現代国際関係研究院欧州研究所所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

2012年に中国と中・東欧16カ国がポーランド・ワルシャワで初の首脳会議を行って以来、すでに「16プラス1」協力は5年を経てきた。双方関係は急速に発展し、政治・経済・人的・文化的・地方など実務協力は高まり続け、実り豊かな成果を挙げ、中国とEU地域の協力の模範となっている。

第1に、政治的相互信頼の大幅な強化。中国と中・東欧各国との関係は友好的であり、各自の発展モデルの選択を尊重し合い、平等な対話と協議を堅持し、協力・ウィンウィンを推し進めている。双方の上層部は相互訪問を絶やさず、「16プラス1」の枠組での中国―中・東欧諸国首脳会議制度はうまく運用され、協力事務局、投資事務局、国家調整員会議、経済貿易促進閣僚級会議も設けている。

第2に、経済・貿易関係の一層の緊密化。2016年の中国と中・東欧16カ国の貿易額は586億5400万ドル(前年比9.5%増)に達した。2017年も高い伸び率を保っており、特に中・東欧諸国から中国への輸出は大きく伸び、EUの対中輸出に占める割合を高めている。

第3に、金融協力の深化。ハンガリーとポーランドは共にアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加し、中国とハンガリーは通貨スワップを実現。中国系銀行複数が中・東欧諸国に支店を開設し、預金・融資・人民元決済などの業務を行っている。

第4に、インフラ整備の互恵・ウィンウィン。中国が設計・建造したセルビア・ベオグラードのドナウ川大橋は2014年末に竣工し、ハンガリー―セルビア鉄道、マケドニアの高速道路などのプロジェクトも進行中だ。

第5に、人的・文化的交流の活発化。中国―中・東欧諸国間にはすでに6本の直航便航路があり、双方間の観光客は急速に増え続け、留学生も増え続けている。

「16プラス1協力」の5年間の成果は、この協力制度が双方の利益に合致し、各自の発展を促進し、中国・欧州協力も豊かにし、盛んな生命力を持つことを十分に示している。

現在中・東欧諸国は対中協力への関心と動力を一層強めている。(1)特に過去5年間の中国の発展の成果は、西欧諸国の生活水準に早く追いつくことを望む中・東欧諸国にノウハウを提供した。彼らは中国の中小企業及びハイテク企業発展のノウハウを参考にすることを特に望んでいる。(2)中国は日増しに輸入可能量が拡大し、対外投資能力が強まり、インフラ能力が高まっている。輸出の拡大、直接投資の誘致、インフラの改善を望む中・東欧諸国にとって、中国は決して逃してはならない経済協力パートナーだ。(3)第19回中国共産党大会報告は、対外開放の基礎国策を堅持し、「一帯一路」(the Belt and Road)国際協力を積極的に促進すると指摘した。中・東欧16カ国はいずれも「一帯一路」イニシアティブの沿線国であり、中国との経済発展の符合度が比較的高く、「一帯一路」建設への期待に満ちている。

将来を展望すると、中国―中・東欧諸国協力には大きな潜在力がある。双方は「一帯一路」建設と中・東欧各国の発展戦略の連携を推し進めることができる。「16プラス1協力」と中国・欧州協力の連携、金融協力の深化、工業及び科学技術協力の加速、人的・文化的交流の推進は、中国―中・東欧協力を着実にし、深め、質と効果を高め、双方関係の包括的発展を促進する。

近く開催される第6回中国―中・東欧諸国首脳会議及び李総理のハンガリー公式訪問は必ずや実り豊かな成果を収めると信じる。中国と中・東欧の実務協力も必ずや過去5年間の成果を基礎に引き続き大きく前進し、協力分野の拡大・深化が続く新たな時期に入ると信じる。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年11月27日

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