2018年の春節(旧正月、今年は2月16日)の全国移動の時期が近づいてきた。電車と飛行機に続く主要移動方式の一つとして、今年はレンタカーによる旅行や帰省の人気がますます高まっている。レンタカーサービス企業・神州租車によると、「ここ数年、春節のレンタカーサービスは全国各都市で供給不足の状態になり、一部都市では春節の1週間前に予約率が80%から90%に達し、人気車種は早くから予約が取れなくなった」という。「北京晨報」が伝えた。
毎年春節が訪れると、電車と飛行機の「チケット争奪戦」が決まってスタートする。そしてここ2年ほどはレンタカーも「争奪」の対象になった。神州北京支社の関連部門責任者は、「春節のレンタカー人気にはさまざまな原因があり、まず春節旅行の人気が爆発したことが挙げられる。『高速鉄道または飛行機プラスレンタカー』の移動モデルが旅行者にさまざまな便宜をもたらし、特に春節に一家で出かけたいユーザーにとっては朗報になった。三亜や海口といった人気都市では、レンタカーの予約が取れないことは珍しくない」と話す。
次に春節のレンタカー帰省がますます当たり前になり、500キロメートルくらいの距離ならまずレンタカーを選ぶようになった。同責任者は、「北京から太原、鄭州から武漢といった都市間の距離なら、高速鉄道の2等席は200~250元(1元は約17.2円)で、4人なら1600~2千元ほどかかる。ほとんどの人は省都都市が目的地ではなく、さらに地級市や県城や農村まで車を乗り継がなければならない。高速鉄道料金にタクシー代を加えた電車の場合の価格を連休期間のレンタカー料金と比べると大差なく、どちらかというとレンタカーの方が安い。また休み中に親族や友人を訪問するときもレンタカーは便利だ」と説明する。
同責任者によれば、「ここ数年、大都市における自動車の購入制限、若い人が『借りて済まそう』とするようになった自動車ニーズの変化、ペーパードライバーの増加などが、レンタカー市場全体の拡大を後押ししている」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月15日
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