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「中国の融資がアフリカ諸国の債務増大」に王毅部長が反論

人民網日本語版 2018年01月15日10:52

王毅外交部長(外相)は現地時間14日、アンゴラのアウグスト外相とルアンダで会談し、共同記者会見に臨んだ。新華網が伝えた。

アンゴラなどアフリカ諸国への中国の融資が関係国の債務負担を増大させているとの見方について、王部長は次のように答えた。

こうした見方は下心のあるもので、全くの偽りだ。近年、中国アフリカ協力が日増しに拡大・深化するにともない、中国側は確かに融資面でアフリカ諸国への支えを強化してきた。中国側はこの過程において、終始いくつかの基本原則に従っているということを強調する必要がある。

第1に、アフリカ自身の発展のニーズに応えること。どの国も経済的テイクオフと工業化の初期段階において多大な資金を必要とする。アフリカも当然例外ではない。中国側はアフリカ諸国の示した意向に基づき、できる範囲内で融資を行い、アフリカ各国の経済・社会発展に「雪中に炭を送る」役割を果たし、各国から一致した評価と歓迎を得ている。

第2に、いかなる政治的条件もつけないこと。中国はアフリカ諸国と同様、外国に経済的命脈を握られて不公正な待遇を受け、さらには搾取・抑圧された悲惨な経験がある。したがって中国の対アフリカ援助と協力は、西側諸国のような手段は取らず、ましてや他国に強要することはなく、終始アフリカを尊重し、アフリカを助け、義と利を相兼ね、義を優先している。

第3に、互恵・ウィンウィンの原則を堅持すること。中国アフリカ協力は本質的に南南協力だ。南南協力の重要な特徴が対等性と互恵・ウィンウィンであり、そうして初めて真に持続・永続し、双方の共同発展を実現できる。このために中国はアフリカを資金面で支える際、常に真剣なフィージビリティスタディと市場化論証を経て、各協力事業がしかるべき経済的・社会的効果を得るよう確保している。

現在のアフリカ諸国の債務は長期的蓄積の結果だ。債務問題解決の構想もすでに明確だ。つまり持続可能な発展の道を歩み、経済の多元的発展を実現することだ。中国側はこれを揺るぎなく支持し、かつアフリカの自力での発展能力の向上、経済・社会発展の好循環の実現のために努力したいと考えている。われわれはアフリカ経済が去年すでに上昇に転じ、アフリカ諸国がいずれも持続可能な発展の重要性に気づいていることを喜ばしく思っている。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年1月15日

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