国家発展改革委員会(国家発改委)は22日、マクロ経済運行状況に関する記者会見を開いた。同委員会の厳鵬程・報道官は、「2017年、中欧班列(中国-欧州間の国際定期貨物列車)の敷設・延伸において重要な成果が得られた。運行本数が大幅に増加し、通年で前年比116%増の3673本が運行され、これまでの過去6年間の総数を上回った」と紹介した。
厳報道官は、「ブランド統一が実施された2016年以降、中欧班列は急成長を遂げ、運行の質・量ともに上昇し続けた。同時に、積載商品の価値も著しく上昇し、復路列車の本数も急増したほか、沿線諸国間の経済・貿易往来を効果的に促進し、中国の開放型経済の急成長を後押しした」とした。
また、「中欧班列は、運行本数が大幅に増加しただけではなく、サービス対象範囲も急速に拡大を遂げた。現在までに、中国国内の運行都市は38都市、欧州は13ヶ国・36都市まで延伸し、前年比で5ヶ国・23都市が新たに増加、敷設路線数は61本に達した。運行効率も上昇し、時速120キロの中欧班列専用線が敷設され、全行程の運行所要日数は、運行開始時の20日間から段階的に12―14日まで短縮された。運行コストは下がり続け、輸送総コストは、運行開始時より約40%低下した」とした。
さらに、「中欧班列に積載される商品の種類はますます豊富になり、運行当初の携帯端末やコンピュータといったIT関連製品から、衣服・靴・帽子、自動車および関連部品、穀物、ワイン、コーヒー豆、木材など品目が徐々に拡大、沿線住民の生産生活のさまざまな分野を網羅するまでになった」と紹介した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月23日
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