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中国に不適切な「子供向け動画」広まる 関係当局が確認と調査に乗り出す (2)

人民網日本語版 2018年01月23日16:54

●「不適切なアニメーション」に「教育」や「子供」のタグ付け

ある文章でこのほど、海外の一部機関が、ユーチューブを視聴している子供を対象に、子供たちに人気のアニメキャラをバイオレンスやホラーに盗用している状況が指摘された。例えば、「アナと雪の女王」のエルサが縄で縛られたり、喉を割かれたり、頭蓋骨を開かれるといった内容やスパイダーマンが酔いつぶれて転倒するといった内容だ。さらには、子供が主演するポルノ動画も数多く投稿されている。

ユーチューブは昨年11月、50以上の関連チャンネルにアップされた動画15万本を削除したと発表。しかし、海外のネット上で徐々に公開が禁じられているこれらの動画がすでにひそかに中国国内に流れ込んでいるのが現状だ。

これまで、「エルサの手術」や「ロックの眼球注射」あるいはキャラクターの名前に「大便」、「便器」などの言葉を加えたキーワードによる検索によって、愛奇芸やテンセント動画、捜狐動画など国内動画サイト上で、一部の動画を探し出せることができた。

こうした情況に対応するため、全国「掃黄打非(ポルノ·違法出版物一掃)」弁公室は、深く掘り下げたモニタリング・徹底調査の部署配置を行い、関連ウェブサイトは内部調査・粛清に乗り出している。現在では、国内の主な動画サイトでこの種の動画を検索しても、全くヒットしなくなっている。

全国「掃黄打非(ポルノ·違法出版物一掃)」弁公室は、この問題について引き続き注目し、不履行企業にはその責任を問い、有害ビデオを制作し、情報を発信する企業については、精査・検証を経て、厳しく罰するとしている。

参考:

「不適切動画」とは、特定の愛好者によるグループ内で流行している映画作品を指す。たいていは極めてマイナ―な作品で、サイエンス・フィクション、ホラーなどの要素が雑多に寄せ集められている内容のものが多い。「不適切な子供向け動画」は、従来の意味合いでのポルノ・バイオレンス動画とは一線を画している。制作面では、一般的に広く知られたアニメ作品のキャラクターを用い、役柄を変えて作品に登場させる。表向きには、「字を学ぶ」、「形を識別する」、「知識を広める」といったもっともらしいテーマを掲げている。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年1月23日


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