中国教育部(省)は6日、「北方の一部地域では、小・中・高校で暖房が提供されておらず、学生たちは仕方なく『寒さ凌ぎにランニング』をしている」というメディア報道に対し、同部はこの問題を非常に重視しており、地方政府に対し学校の暖房問題を早急に解決するよう地方政府に指示、「子供たちの暑さや寒さについて心底配慮する」ことを求めた。新華社が報じた。
教育部の続梅報道官は、記者会見において、「我々は、寒い思いをしている子供たちがいることに本当に心を痛めている。また、一刻も早く解決すべきだという焦りも感じている。教育部はこの問題を非常に重視しており、上層部は有効な措置を確実に講じるよう明確に指示し、地方政府が迅速に学校の暖房供給問題を解決するよう促している」と話した。国務院教育監督指導委員会弁公室は、すでに関連する省(自治区)に弁公室からの通知文書を出し、速やかに状況の精査に努め、早急に問題を解決し、教員・学生の正常な教育事業を確保するよう求めた。
続梅報道官は、「子供たちに関することは、決して取るに足らない事ではない。地方の基層政府、教育部門、学校が、今後このような問題が起こらないよう、子供たちの暑さや寒さについて心底配慮を配り、学生を最優先とし、学生の利益を必ず保証するよう望んでいる。それが実現して初めて、我々の大切な子供たちは、かなり良好な環境のもとで健全な成長を遂げることができる」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年12月7日
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