中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で「米朝双方が同じ方向に向かい、現在生じた好機を捉え、対話による問題解決の方向で重要な一歩を踏み出すことを希望する」と表明した。
【記者】匿名の韓国高官が24日記者に伝えたところによると、米側はもし朝鮮が挑発を一定期間止めるのなら米朝会談は可能で、現在は米国との対話に最良のタイミングだと示唆したうえで、6カ国協議の枠組は重要だが、再開は難しいとした。これについてコメントは。
【華報道官】現在、朝鮮半島情勢は貴重な緩和局面を生じている。中国側は、現在の南北連動の積極的な趨勢を続けていき、かつ適切な時期に朝鮮半島問題解決の政治対話に移すことが非常に重要だと考える。これと同時に、南北間の積極的な連動を適切な時期に米朝間の対話に移すことも非常に重要だ。結局のところ、朝鮮半島問題解決の鍵は2つの直接の当事者、つまり米国と朝鮮の手中に握られている。米朝双方が同じ方向に向かい、現在生じた好機を捉え、対話による問題解決の方向で重要な一歩を踏み出すことを希望する。
6カ国協議は朝鮮半島核問題の解決推進プロセスにおいて代替不能な重要な役割を果たした。2005年9月19日の共同声明で確立された原則は今日もなお実践的価値と現実的な指導的役割を持つ。6カ国協議には依然生命力がある。現在、6カ国協議は困難や試練にぶつかっているが、われわれは各国が相互理解と相互尊重の精神を堅持し、知恵を発揮し、対話と交渉を通じて信頼を培い、共通認識を積み重ね、活路を議論しさえすれば、越えられない難関はないと信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月26日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn