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ゲームアプリ「旅かえる」が大人気 背後にある孤独を癒やす経済

人民網日本語版 2018年01月26日17:21

ここ数日、「旅かえる」というゲームアプリがモーメンツをにぎわし、大人から子どもまでこのゲームを楽しんでいる。「北京晩報」が伝えた。

▽アップルストアで1位に

昨年12月初めに日本でリリースされた放置型シミュレーションゲーム「旅かえる」には、「庭先」と「おうち」の2つのエリアしかなく、プレイヤーはただクローバーを収穫し、旅立つかえるのために支度を整えるだけで、かえるとの交流と言えば、かえるが旅先から送ってくる写真と土産だけ。かえるがいつ旅立ち、いつ帰ってくるかは、すべてアプリに委ねるしかない。

しかしこのゲームは1月21日には中国のアップルストアの無料ゲームランキングで1位を獲得し、微信指数も2600万を超えて、なんと人気ゲームアプリの「王者栄耀」まで上回る人気となっている。しかも「旅かえる」はまだアップルのiOSシステムに対応した中国版が開発されておらず、日本語のアプリがダウンロードされ、プレイされている点は注目に値すべきだろう。

▽ヒットの要因は「孤独を癒やす経済」

「旅かえる」の操作は非常にシンプルで、ポイントはクローバーを通貨代わりに、弁当やその他の物品と交換し、デンと構えた仏頂面のかえるをお世話するだけ。簡単なプログラム設定になっており、かえるの行動は一定ではなく、家にいる時もあれば、旅に出ている時もあり、旅先からは時々写真を送ってくることもあり、家に帰ってくる時は各地の土産を持ち帰ってくれる。ゲームのヘビーユーザーによれば、「どんな行動を取るかわからないからこそ、喜びは大きい。かえるが本当にいるように感じる」のだという。

プレイヤーによると、これまでのゲームは、1つのコマンドに対する反応はワンパターンで、プレイ時間が長くなると疲れを感じやすかったとし、ゲーム内のプレイヤーの管理下にないキャラクターはノンプレイヤーキャラクターと呼ばれ、言葉や動きはほぼ決まりきっており、驚きに満ちた喜びをもたらすことはほとんどなかったとする。一方の「旅かえる」はこのような局面を打破しているのだという。多くの一般的なプレイヤーには新鮮に映った「旅かえる」だが、実際には2001年に任天堂から発売された「どうぶつの森」との類似点がみられる。「どうぶつの森」の方がその動物の種類が多いだけだ。


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