西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市観光発展委員会によると、2017年に国内外からラサを訪れた観光客数は延べ1606万人を突破し、観光収入は227億4千万元(約3900億円)に達し、いずれも過去最高記録を更新した。新華社が伝えた。
年平均日照時間が3千時間を上回り、数百件に上る各級文化財保護施設を擁するラサは、世界に名だたる文化古都市・観光都市。2017年、ラサ市には、A級観光地2ヶ所と星付きホテル2軒が新たに加わり、市街地と観光地に30ヶ所の移動型トイレトレーラーが新たに投入された。全市のモバイル通信ネットワークは全面的にアップグレードされ、観光と救援に用いられる拉薩雪鷹通用航空が営業をスタートした。雪域高原を訪れる観光客は、ますます快適で利便性の高い観光体験をできるようになった。
ラサ市は2018年には全長100キロメートルの郷村観光・貧困扶助専用道路の敷設を完了する計画で、すべての郷・鎮を公共交通機関で網羅し、観光区・都市・農村牧畜区のトイレ500ヶ所以上を新規建設・改造する。また、宗教画のタンカ文化園の建設に着手、チベット無形文化遺産博物も年内にオープンする見通し。
現在はチベット観光のオフ・シーズンであるため、ポタラ宮や納木錯(ナム湖)などの観光スポットや観光区はいずれもオフ・シーズン入場料金を導入、オン・シーズンの約50%割引となっている。宿泊料金やレンタカー代金も程度の差はあるが割引料金となっており、チベット行き航空券や列車の空席状況もかなり余裕がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月16日
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