春節(旧正月、今年は2月16日)が近づき、上海浦東空港では国内で初となる「荷物大使」サービスを開始した。同空港を利用する旅客は、預けた荷物が出てくるターンテーブルの近くに待機するユニフォーム姿の職員の数が増えたことに気づくかもしれない。これらの職員は、ターンテーブルに出てきた旅客の荷物をピックアップして、それらを整然と並べ、旅客が自分の荷物をよりスピーディに受け取れるようサービスを提供している。人民日報海外版が報じた。
到着便が集中する時間帯、大量の荷物が到着ロビーの荷物受取ターンテーブルに大挙して運ばれる。スーツケースが無秩序に積み重ねられたり、スーツケース同士が衝突するケースも多々あり、旅客が自分の荷物を判別してピックアップすることは一苦労だ。荷物にぶつかったり、取り間違えによるトラブルが頻繁に起こるため、旅客は預けた荷物を受け取るまでに多くの時間を費やす羽目になる。
今回登場した「荷物大使」たちは、ターンテーブルに出てきた荷物をあらかじめ整理してきちんと並べてくれる。このため、荷物が溢れかえってターンテーブル上が混雑する問題が大幅に緩和され、ターンテーブルの利用効率が高まり、旅客の待ち時間も節約できる。サポートを必要とする高齢者や障害者は、「荷物大使」にサポートを依頼することができる。「荷物大使」は、これらの人々のために、彼らの荷物の判別・ピックアップ・運搬作業を積極的に手助けする。「荷物大使」サービスは、毎月1万8千本のフライトに対応しており、約200万個の荷物を取り扱う。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年2月8日
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