杭州第十五中学(中高一貫校)に通う中学3年の女子学生は取材に対して、「伝統的な武侠小説よりも、私は、最近ドラマ化されているネット小説のほうが好き。例えば、『誅仙』。読むとすっきりした気持ちになるし、友達との話題にもできる」と話した。
保護者たちは、子供が好む本と教師が薦める本に差があっても普通のことと見ているようだ。小学5年の息子がいるという張さん(仮名)は、「教師が薦めた本には、詩集の『繁星』と『春水』、作家・林海音(リン・ハイイン)の自伝的小説『城南旧事』、小説『呼蘭河伝』があった。でも、それらはうちの子が読むのには適していない」と話した。
「僕も子供の頃に『城南旧事』を読んだけど、時代背景の古い作品という印象がとても強かった。息子は00後(2000年以降生まれ)で、絶対に最後まで読めないし、読んでも意味が分からないだろう。教師が薦めた本以外に、ツルゲーネフの『すずめ』、司馬光の『資治通鑑』、老舍の『駱駝祥子』なども選んだ。これらは僕が子供の頃に好きだった名作で、まず子供に見せて、『好きじゃない』と言われたら買わない。いい本は冬休みに読み終わらなくても、ゆっくり読めばいい。いい本は何度読んでもいいものなのだから」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月11日
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