今月11日に開幕した2018北京ブックフェアで、中国出版協会の常務副理事長は、「中国の出版業はここ20年の間に、世界に素晴らしい手本を示した。ここ20年の間に中国の児童向け書籍出版は毎年15%のペースで増加し、今では毎年約5万冊が出版されるようになっている。中国は児童向け書籍の出版大国になっている」と述べ、数多くの児童向け書籍を前に、「約20年前、中国政府は『出版業は、古今東西の文化的知識を通して、中国の少年、児童を育成しなければならない』という目標を制定したが、今それが実現している」と成果を強調した。人民日報が報じた。
中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局の統計によると、16年、中国で出版された児童向け書籍は4万3639種と、10年前の06年と比べて5倍近くまで増加した。
現在、児童向け書籍は中国の図書市場で重要な位置を占め、その販売量は図書全体の販売量の4分の1を占めるまでになり、市場の成長を後押しする主要な推進力となっている。開巻公司が発表した「17年中国図書小売り市場報告」によると、17年、児童向け書籍の売上額が図書小売り市場に占める割合は24.64%で、最も重要なジャンルとなっている。17年の図書小売り市場の成長において、児童向け書籍が3分の1以上寄与した。開巻公司の責任者は、「児童向け書籍は、中国の図書市場において更なる発展が見込める」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月26日
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