ニューヨーク・タイムズ選出の「世界で最も行くべき52の場所」に、フランスのプロヴァンス、イタリア南部の石窟やビーチ、スイスのルツェルン湖、米国のミズーリ州と並び、意外なことに中国・甘粛省が「古代シルクロードの名所が今や手の届く範囲に」として選ばれた。
「中国の高速鉄道が近年西部路線を開通したことで、甘粛省の古代シルクロードの名所へのアクセスがたちまち容易になった。現在、省都・蘭州から張掖丹霞国立地質公園へ行き、ほとんど超現実的な山並みを遊覧するのに、鉄道で以前より半分のわずか3時間だ。明代の万里の長城の最西端と14世紀に建築が始まった壮観な嘉峪関城楼の見学も便利になった。4年間、2億9000万ドルの修復を経て、素晴らしい姿がよみがえった」。
甘粛省はこれまで辺境の地とされ続けてきた。敦煌の莫高窟、天水の麦積山、甘南のラプラン寺は有名だが、アクセスが困難だった。ニューヨーク・タイムズは新たな視点を提供した。昨年、同紙が選出した「世界で最も行くべき52の場所」に中国から選ばれたのは三亜のみだった。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年2月16日
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