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デリバリー利用者が急増 人気メニューはピータン肉粥

人民網日本語版 2018年02月14日09:32

ここ数年、中国ではネットワークを利用した外食産業が爆発的な伸びを示し、ますます多くの人の間で、特に若い人の間で、デリバリーが人気を集めている。17年12月末現在、中国のネットユーザーの規模は7億7200万人に達し、このうち携帯電話利用者が7億5300万人と97.5%を占めた。このほどデリバリー企業とコンサルティング会社が相次いで発表したデリバリー産業の報告書は、ビッグデータを利用してさまざまな角度から中国人の17年の食生活を浮き彫りにしている。北方網が伝えた。

この7億人を超える携帯電話族の暮らしの中の基本的なニーズは、ますます整備が進むネットワークサービスと緊密に結びついている。ネットデリバリーは今やネットユーザーの暮らしに欠かせないものとなった。中商産業研究院が発表した「2018年中国オンラインフードデリバリー産業市場の見通し研究報告」にあるデータをみると、中国のネットフードデリバリー利用者の規模は3億4300万人に達し、16年末より1億3500万人増え、増加率は64.6%で、成長ペースを保った。このうち携帯電話によるネットフードデリバリーの利用者は3億2200万人で増加率は66.2%、利用率は42.8%で16年末より14.9ポイント上昇した。18年のフードデリバリー分野にはいくつかの重要な特徴がみられ、「外食のブランド化の発展」、「主力消費層の若年化」、「社会的責任の重視」などが挙げられる。中国オンラインフードデリバリー市場が徐々に成熟するのにともない、17年には市場全体の規模が2千億元(1元は約17.1円)の大台を突破したとみられ、18年はさらに2300億元を突破することが予想される。

オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」が発表した「2017年中国インターネット現地型生活サービス青書」のデータから消費の特性をみると、17年に同プラットフォームで最もよく売れたメニューはピータン肉粥、スパイシーチキンバーガー、ジャガイモの細切りピリ辛炒めだった。ピータン肉粥の販売量は1900万食に迫ったという。

同じくデリバリーフードプラットフォームの美団の関連機関・美団点評研究院が発表した「2017年中国デリバリー発展研究報告」によれば、2017年には全国の1億3千万人が美団のフードデリバリーサービスを利用し、年間注文回数が100回を超えた人が393万人いて、毎週平均2回注文したことになる。毎日注文した人も8万人いた。フードデリバリーの中心は一人分を注文する「孤食」だった。

データをみると、17年上半期のフードデリバリー市場のシェアでは、Elemeが41.7%、美団が41%を占め、3位は百度外売の13.2%だった。17年第4四半期には、百度外売を買収したElemeが15.4%に上昇し、美団は41.5%とほぼ変わらなかった。市場では集中化が進んでいる。Elemeの買収により、市場は「3国鼎立」から「双璧が並び立つ」新たな段階に突入し、プラットフォーム資源の整備が進んで企業が細分化された経営を行う上でプラスになった。

今年1月1日に施行された「オンラインフードサービスにおける食品の安全監督管理規定」は、これまでで最も厳格な「食品安全法」、「オンライン食品の安全違法行為調査摘発規定」に続いて、国が制定したオンラインフードサービスにおける食品の安全性に対する専門的ルールであり、同サービスの監督管理、プラットフォーム主体の責任の履行、ネットワークに参加する外食企業、配達の要件についてより明確な要求を打ち出している。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年2月14日

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