中国でも連休に外国旅行へ行く人が増加している。しかし、海外旅行へ行く人にとっての悩みが「荷物」。そこで、日本最大の旅行社・JTBなどは、外国人観光客の「手ぶら旅行」を支援するサービスを打ち出した。
JTBは1月から、日本最大の宅配業者・ヤマトホールディングス(HD)などと共同で、訪日客の大型荷物を預かって宿などに配送し、手ぶら観光を支援するサービス「ラゲージ・フリー・トラベル」を実施している。訪日客は飛行機を降りると手ぶらで観光を楽しめる。
筆者は同サービスをオンライン予約してみた。すると、入国前に名前や連絡先、宿泊先の住所、荷物の数などを入力するだけと、申し込みはとても簡単。空港に到着した後は荷物を専用カウンターに預けるだけだ。全ての手続きが約10分で終わり、料金も荷物1個に付き2千円ほどだ。
現在、預け場所は成田、羽田、中部、関西の4つの国際空港に設置されている。配送先に指定できるのは日本全国1万軒の宿泊施設で、空港から宿泊施設まで全て手ぶらで観光を楽しむことができる。
JTBは、2020 年に年100万人の利用、50億円規模の売り上げを目指すとしている。
「ラゲージ・フリー・トラベル」の責任者であるJTBの棉石隆人さんは、「現在、当社のサイトでは日本語か英語でしか予約できないが、4月からは中国語と韓国語にも対応するようになる。また、中国人観光客の決済の習慣に合わせて、支付宝(アリペイ)で決済ができるサービスも開発中」と紹介した。
日本の他の宅配業者も「ラゲージ・フリー・トラベル」に負けじと、その商機に目を付けて同様のサービスを打ち出している。例えば、日本郵便は今春から全2万の直営局に翻訳システムを導入し、窓口での接客対応を向上させるほか、3月から千局程度で荷物預かりのサービスを始める。料金は1日300-600円程度。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月14日
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