暖かい春の訪れとともに今年も花見シーズンがやってきた。台湾地区屈指の名山でお花見スポットとして有名な阿里山も、桜が満開となっている。しかし、ミニ汽車に乗って阿里山を訪れ、桜を鑑賞したいと思っている人にとっては残念なことに、今年はそのチャンスはないようだ。今年に入り、森林鉄道ではたびたび脱線事故が発生していることから、台湾鉄道管理局は、12日から3ヶ月の間、同路線(嘉義駅‐十字道駅間)での列車の運行を休止すると発表したからだ。新華網が伝えた。
阿里山の桜は、3月15日から4月10日ごろまで満開となり、この約1ヶ月が絶好の花見シーズンとなる。山桜や吉野桜、八重桜などさまざまな種類の桜が、阿里山で咲き誇り、山全体が壮観な花の海と化す。阿里山の桜シーズンは、嘉義地区にとって大事な花見イベント開催シーズンでもある。ミニ汽車は運休中だが、観光客はバスで山に登り、花見を楽しんでいる。嘉義地区のバスも、花見シーズン中は、観光客の数に応じて増発される。
林務局嘉義林管所によると、現在、ヒカンザクラとオカメザクラ、河律桜などがいずれも満開を迎えており、ソメイヨシノは蕾が膨らみ開花目前、モクレンとハランは一部で開花が始まっている。最も注目を集める王桜は、気温が低かったことから開花が遅れており、まだ1割咲きにもなっておらず、今月25日ごろに満開となる見込み。阿里山は、3月終わりから4月初めにかけて、桜が満開になる最も美しい時期を迎える。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月16日
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