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芽吹いた中国の「お花見経済」

人民網日本語版 2015年04月20日08:16

16日付シンガポール聯合早報網に、「北京を訪れるベストシーズンは?」と題する文章が掲載された。多くの人が、「秋たけなわの10月」と答えそうだが、筆者は、「北京では春がどの季節にも勝る」と認識している。特に、物寂しい冬を越え、花々が咲き乱れる暖かい4月が来ると、長く続く大通りの両側には、若葉を出した銀杏、護城河のほとりで風の吹くまま軽やかに揺れ動く柳、高速道路沿いに突然現れる満開の山桃、カイドウ、遅咲きの桜など、北京全体が突然、若返り活気づく。筆者の住む小さな居住区では、昼休みになると近くで働くサラリーマンが携帯を手に、満開の白木蓮、梨の花、桃の花、遅咲きの桜など様々な花の写真を撮っている姿がしばしば見受けられる。

日本では、花を観賞することを「花見」という。実際、「花見」は、日本の観光業を牽引しており、桜のシーズンに、花見を目的に日本を訪れる東南アジアからの観光客はこの10年、増加の一途をたどっている。日本の「桜を愛でる」風潮が中国にも伝播し、今年の清明節連休前後には、お花見目的で日本を訪れる中国人観光客が激増した。

中国国内の「お花見経済」は、まだ芽吹いたばかりだ。北京では、135カ所の公園や観光名所で、計73のお花見イベントが開催された。場所によって特徴はさまざまで、たとえば頤和園には、面積3万8千メートルに及ぶ桃花鑑賞区が設けられた。玉淵潭公園の桜の品種は20を上回り、約2千株の桜が入れ代わり立ち代わり咲きほこり、桜のシーズンは4月を通して続く。

近代経済の観点から見ると、これらの美しい景色の裏には、観光業の隆盛につながるさまざまなビジネスチャンスが潜んでいる。北京晩報の報道によると、北京の「お花見経済」の潜在力は決して侮れず、草花の鑑賞の場を提供することから、高付加価値産業の発展にいたるまで、景観農業は、北京農業が都市型近代農業に向かう発展モデルチェンジの重点となっている。関係者は、「お花見経済は主に、入場料収入、花卉関連製品、宿泊、飲食、お土産収入などで構成されている。たとえば、エッセンシャルオイルなど高付加価値製品の加工など、開花シーズン以外の時期も、各観光地は持続的な経営を行う必要がある」と指摘した。

お花見経済の可能性は極めて大きいが、大気汚染などの問題が改善されないと、北京の花々がどれだけ光彩を放っても、あたり一面が「煙霧」に覆われる始末では、観光客の行楽気分は著しく萎え、年に1度の絶景の盛宴も台無しになってしまう。このことからも、国家の指導層が「北京の青空」を保つよう繰り返し強調するのも、当然だといえよう。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年4月20

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