ワースト5のうち4席が日本車 それでも中国で売れ行き好調の理由
外国の自動車ブランドの中で、日本車に対する好感度は非常に低く、ワースト5のうち、4席が日本ブランドという結果になってしまった。順位は上から順に、トヨタ、ホンダ、日産、三菱。ただ、調査では回答者が良いイメージを抱いていないことが分かったものの、中国の街の至る所で、日本車を見かけることができ、売れ行きは好調であることが分かる。では、なぜそのような矛盾が起きるのだろう?
趙部長は、「消費者は、高品質で性能が高く、広々とした大きさの自動車を好むものの、購買力という観点から見ると、そのような自動車を買う能力はない。そのため、日本車の評価は高くないものの、好みと能力のバランスを考えて、値段が比較的安い日本車を選んでいる。これは発展の段階の特徴」と分析している。
北京理工大学市場マーケティング学部の倪躍峰学部長は、「中国の消費者、特にミドルレンジ、ローエンドレベルの消費者の購買力は依然としてそれほど高くなく、ドイツ車や米国車を買おうと思っていても、見ているうちに日本車に心移りしている可能性がある」とし、「現時点で、都市部では、初めて自動車を購入する人の割合は約45%で、農村部になるとその割合がもっと高くなる。消費者は初めて自動車を購入する際、通常安くて、経済的で、実用的な自動車を選び、日本車はその条件にちょうどマッチする」と分析している。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月16日
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