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テレビ番組「中国詩詞大会」でデリバリースタッフがチャンピオンに

人民網日本語版 2018年04月09日15:05

テレビ番組「中国詩詞大会」の第3シーズン決勝が放送された4日夜、デリバリースタッフの雷海為さんが北京大学文学部修士の彭敏さんから逆転勝利をおさめ、チャンピオンに輝いた。雷海為さんが勝利を勝ち取ることができたのは、一つには彼の詩詞に関する非常に豊富な知識。そしてもう一つは彼の極めて強靭な精神力を挙げることができるだろう。雷海為さん自身も、「私が勝てたのは精神面においてだ」としている。

雷海為さんが番組の中で見せた落ち着いて、泰然自若とした様子は視聴者に深い印象を与えた。ある視聴者は、「詩詞というものはただひたすら丸暗記すればいいというものではなく、それぞれの経験や心境、喜怒哀楽に根付いたもの。世の中のことを知り尽くして初めて、古代の人々の堂々とした詩の境地を理解できるのだと思う。雷海為さんは本当の意味で詩詞を理解しており、彼の泰然自若とした様子を目にすればするほど、私たちが感じる感動もより大きくなる」と評している。これは番組の製作スタッフが雷海為さんに対して抱いた印象とも通じており、「非常に落ち着いている人。正解であろうと、間違っていようと、また普通におしゃべりしているような時でも非常に落ち着いていて、中国中央テレビというこれほど大きな舞台においても変わらず落ち着いていられること彼をとても意外に感じた」としている。

最終対決の雷海為さんの対戦相手は北京大学文学部修士の彭敏さんだった。彭敏さんはこれまでにも詩詞大会や成語大会、漢字書き取り大会などに参加し、何度も賞を得てきた強豪。しかしこうした手ごわい相手に対しても雷海為さんは何ら臆する様子も見せなかった。ある問題で、審査委員が屋根と窓を描いただけで、雷海為さんはすかさずボタンを押し、李商隠の「夜雨寄北」という詩であると回答。その答えを聞いた審査委員は訝し気な表情を浮かべ、「どうして屋根と窓を描いただけでこの詩だとわかったのですか?すごすぎる!」と質問すると、雷海為さんは、「窓を西側に書いたので」と回答。その一言に、審査委員は驚嘆したように、「私自身すらそういうディティールがあることを意識したことが無かった!」とうなった。


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