阿里魚では、すでに「旅かえる」関連の提携が申し込めるようになっている。阿里魚によると、「旅かえる」は今後、淘宝化され、祝祭日・イベントに合わせてマーケティングを実施し、商品の販売権利、マーケティングの権利の販売、観光地との提携など、版権を全面的に活用してビジネスを展開する。それらが実現すれば、ネットユーザーの予想が現実となるのだ。
プレイヤーの購買意欲を刺激
インターネット、ゲーム産業の評論家・張書楽氏は、「アリババが『旅かえる』の配信権利を取得した目的は、自社の商品のPRを強化することだ。アリババはゲーム産業チェーンの開拓を行い、文化・娯楽の生態圏を構築している。しかし、アリババは『旅かえる』を過度にリニューアルして、その体験にまで影響を与えることはせず、エンベデッド式ゲームのスタイルを通して、プレイヤーのアプリ内にとどまる時間を延ばすよう努めるだろう」と予測している。
「旅かえる」では、かえるの旅行先をプレイヤーが決めることはできず、できるとすれば、「おべんとう」や「どうぐ」を変えて、行き先の方向性に影響を与える程度だ。張氏は、「アリババは今後、ビッグデータを通してプレイヤーの行動、習慣を分析し、関連の商品をプッシュ通知したり、旅行アプリ『飛猪』で使える旅行クーポンを提供したりするのではないか」と予想している。
収益という観点から見ると、アリババは阿里魚のプラットフォームを通して、短期間のうちに版権を活用して資金を集めることができ、長期的にみると、人形や関連の装飾品など、「旅かえる」関連の商品を販売することができる。張氏は、「プレイヤーは、ゲームをしていると、購買意欲が刺激される。アリババはその種のスタイルの提携を通して、ユーザーロイヤルティを強化し、文化・娯楽の生態チェーン構築を目指す」と予想している。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年5月14日
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