今年の母の日は日曜日にあたる。大手オンライン旅行会社(OTA)がこのほど発表した報告書によると、今年の母の日の親孝行として最も人気があるのは「ママに旅行をプレゼント」で、近場の国や南半球の国がシルバー族に歓迎されているという。人民網が伝えた。
旅行サイト「Lvmama」旅游網がまとめたデータをみると、若者が両親のために予約した旅行商品は母親世代の利用した旅行商品のうち8割を占めた。価格をみると、子どもたちは金に糸目をつけず、母親にじっくり遊べて買い物時間のないツアーを選び、その価格は親世代が自分で予約した商品の価格を30%ほど上回り、1人あたり平均3530元(約38万6111円)だった。
現在、旅行市場は夏休みの繁忙期の前の時期で、航空券やホテルなど各種資源にゆとりがあり、コストパフォーマンスも高い。そこで多くの消費者が親世代のために国内長距離ツアーや海外ツアーを選ぶことになる。途牛旅遊網がまとめた統計では、母の日の前後には、海南省、雲南省、浙江省、広西チワン族自治区、北京市などの国内長距離路線の観光地の人気が高い。海外では、比較的近く、飛行機に乗る時間が短い日本、タイ、シンガポール、ベトナムなどが両親を招待する旅行で人気がある。また5月はオーストラリアとニュージーランドが秋を迎え、シドニーの光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」も開催されることから、多くのシルバー族が南半球に出かけるという。
注目されるのは、ここ数年、「移動しながら楽しむ」タイプの豪華客船ツアーが母親世代にますます喜ばれるようになったことだ。さまざまな趣向の豊富なパフォーマンスを鑑賞し、おいしいバイキング料理を食べ、海からの景色を眺めたり、広場ダンスを楽しんだりして、母親世代は旅行の楽しさを心ゆくまで味わうとともに、心と体をリラックスさせている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年5月12日
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