中国青年報社社会調査センターが問巻網と共同で、18-35歳の男女1953人を対象に実施した調査によると、「わざとパートナーを試すようなことがあるか?」との質問に、回答者の49.0%が「ある」と答え、30.9%が「ない」と答えた。また回答者の45.2%が日常生活で自分のことをどう思っているか?といった質問をよく「する」と答え、44.8%が日常生活におけるちょっとしたことでパートナーを試すと答えた。そして46.5%はパートナーを試すことで相手のことが理解できると感じている一方で、41.3%はそれは安心感を得られていないからだとしている。また回答者の57.1%が夫婦間では互いに包容力を発揮して付き合うことが大切だと答えている。中国青年報が報じた。
回答者のうち、男性は50.1%、女性は49.9%だった。
49.0%「わざとパートナーを試すようなことがある」
調査では、回答者の49.0%が「わざとパートナーを試すようなことがある」と答えたのに対して、30.9%が「ない」、20.2%が「何とも言えない」と答えた。試す内容として多かったのが「忠誠度」(48.6%)、「責任感」(39.0%)、「現実的すぎないか」(31.2%)、「犠牲を払おうとするか」(29.2%)「家庭を重視しているか」(27.1%)、「ロマンチックか」(23.1%)、「品行方正か」(22.6%)、「三観(世界観・価値観・人生観)が一緒か」(20.4%)「家族と良好な関係を保てているか」(18.5%)、「注意深いか」(15.2%)などだった。
では、どのようにしてパートナーを試すのだろうか?調査によると、回答者の45.2%は「自分のことをどう思っているか?」といった質問をよくするとし、44.8%が「生活におけるちょっとしたことを通じて」、32.8%が「わざと設定を作り上げてその反応を見る」、30.2%が「パートナーの微信(WeChat)などのSNSの記録を見る」、24.4%が「質問してテストする」、6.6%が「わざと別れを切り出してみる」と答えた。
安徽省の大学生・黄京さん(仮名)は、「ちょっとしたことで、相手が誠実か、一途かが分かる。以前、ある後輩の女性が私の彼氏のことを好きになった。彼氏はそのことを私に伝え、私に解決してほしいと言った。相手を試すためにわざとそうした訳ではないものの、彼氏が私のことを本当に好きだと分かった」と話す。
調査によると、パートナーを試す行為について、回答者の46.5%が「相手のことを理解する助けになる」とし、41.7%が「適度に試すことは、二人の感情においてスパイスのような役割を果たす」と答えた一方、41.3%は「それは安心感を得られていないからで、全く必要ない」、27.6%は「それは単に作り上げた反応であって、二人の関係を安定させるのに役に立たない」、23.0%は「二人の感情が一番大切で、試す必要などない」、14.5%が「いつも相手からの積極的な反応を必要としている人もおり、ごく普通のことだ」と答えた。
ある出会い系サイトの恋愛専門家・姚露さんは、「パートナーと一緒に過ごす時、真摯に向き合うことが大切で、テクニックを使って試したりすることは、逆に不必要な誤解を生むことになり、信頼関係を築くことが難しくなるだけでなく、一旦崩れると修復するのも難しくなる」とパートナーを試す必要ないという見方を示す。
浙江省労働組合の恋愛専門家・凌子さんも、「互いの愛情に何の問題もなければパートナーを試す必要はない。パートナーを試すこと自体、パートナーの自分に対する愛情に疑いがあるからだ。パートナーを試すというのは間違った行為で、それにより正しい答えが得られる可能性も少ない。その結果が予想とは反対だった場合、相手を責めるようになりやすく、問題解決には至らない」との見方を示す。
57.1%「相手に合わせ、包容力を示すべき」
パートナーを試すとどんな影響が出るのだろうか?調査では、回答者の52.0%が「ほしかった答え、結果が得られるとは限らず、自分の首を絞めるだけ」、41.0%が「パートナーが反感を抱き、関係を進めていくことが難しくなる」と答えた一方、39.0%が「双方の関係がもっとよくなる」、38.2%が「付き合いを始めたばかりの段階においては、パートナーに自分のことをもっと理解させたり、気にしたりしてもらえるようになる」、21.3%が「二人の関係は試練に耐えられないのだと考え、別れるという結論に達するかもしれない」と答えた。
その他、パートナーと付き合っていく上で、回答者の57.1%が「互いが相手に合わせ、包容力を示さなければならない」、50.7%が「よく相手を褒め、パートナーのちょっとした進歩に目ざとくあるべき」、39.7%が「パートナーを困らせるのではなく、信頼しなければならない」、39.4%が「互いに関心を示し合い、積極的に相手に反応を示さなければならない」、25.8%が「ムードを重視し、毎日を大切に過ごさなければならない」、21.8%が「自分のスタイルで相手に関心を示す方法をマスターしなければならない」と答えた。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月30日
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