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中国の高速鉄道用大スパン斜長橋、制限時速350キロに到達

人民網日本語版 2018年09月03日13:16

中国の高速鉄道用大スパン斜長橋の建設が技術のボトルネックを解消し、制限時速が250キロから350キロに向上した。世界初の設計時速350キロ大スパン高速鉄道斜長橋「昌◆高速鉄道◆江特大橋」(◆は章に夂の下に貢)が31日、閉合に成功した。科技日報が伝えた。

同橋の全長は2.156キロで、メインブリッジはメインスパン300メートルの重ね梁斜長橋だ。メインスパンのタワーの高さは120.6メートル。設計時速が350キロに達するスパンが最大の橋となる。技術の制限があり、中国の高速鉄道用大スパン斜張橋の最高設計時速は250キロだった。そのため中国鉄路総公司は同橋の建設で、多くの科学試験を行った。

専門家によると、鉄道は負荷が大きく、道路12本分に相当することになるため、メインビームが受ける負荷が大きく、疲労現象を起こしやすい。また、橋を通行するのは高速列車であるため、橋の構造の強度、クリープ線の変形、動力性能などで厳しい条件を突きつけられる。斜張橋は柔軟な構造であり、負荷を受けると大きく変形する。軽量な橋で高速鉄道の安定的な運行をサポートすることは、同橋の設計の重要内容だった。

大量の比較分析により、中鉄第四勘察設計院集団有限公司は設計面で初めて鉄筋コンクリート重ね梁斜長橋を同橋に応用した。コンクリートの耐圧性と鉄の引張抵抗性を結びつけることで、メインビームの重力の強度を強化。橋面のコンクリート板を事前に作っておくことで、クリープ線の収縮による影響を大幅に減少させた。技術問題を解消すると同時に、鉄筋コンクリート重ね梁斜長橋の経済効果を発揮し、1メートル当たりの鉄使用量をわずか12.5トンとした。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年9月3日

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