大砲は実は水で点火できる?塩はアルコールをより激しく燃やすことができる?こうしたあまりよく知られていない興味深い科学知識を人気の短編動画アプリとコラボさせることで、科学知識普及の効果をどのように最大限に発揮することができるだろうか?中国科技館は上海科技館、四川省科技館、広東科学センターなど41ヶ所の科技場(館)と共に短編動画アプリの「抖音」(Tik Tok)のアカウントを開設した。興味深い実験の裏側に隠されている科学の真理を掘り起こし、多くの人々、特に若いユーザーに向けて科学探索の熱意を掻き立てるのが狙いだ。
中国で唯一の国家級総合性科技館である中国科技館は、抖音アカウント「神奇実験室」で動画「神秘的な海底火山」を投稿した。赤色のインクとお湯、冷水タンクという3つのシンプルな道具を使って、海底火山が噴火するシーンを再現している。多くのネットユーザーがこれに注目し、「いいね」が50万回以上に達した。同アカウントは現在、「いいね」が123万回以上、フォロワー数が25万人に達している。ネットユーザーたちは、「とても不思議。科学もこれほど楽しいとは思わなかった」とコメントしている。
江西省科技館と福建省科技館は抖音で「アルコールは塩でより激しく燃える」と「大砲は火でなく水でも点火できる」などの動画を投稿した。若いユーザーは興味深い実験の裏側に隠されている科学の真理と精神に興味を向けている。
中国科技館の殷皓館長は、「科技館は科学教育国家振興戦略及び人材強国戦略を実施し、全国民の科学の素養を高める重要なインフラだ。モバイルネットワークを通じ、より分かりやすく可視化された形式により、多くの若いユーザーに科学知識を広め、科学の精神を発揚し、科学の思想を伝え、科学の方法を教える。これにより科学知識普及コンテンツへの注目度を高め、科学知識の面白みを高め、受け入れやすくする」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月4日
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