中国人観光客誘致目指し、様々な方策講じる各国
7月にまとめられたある報告によると、中国では約1億2千万人の人々がパスポートを取得しており、2020年にはこの人数が倍増するとみられている。なかでも、「00後(2000年代生まれ)」のビザ申請が全体の2割近くまで増えてきており、そのほとんどが両親に連れられて海外旅行に行く「小さな観光客」となっている。また、2017年に海外旅行に出かけた中国人の数は延べ1億3100万人に達しており、その消費額は1152億9千万ドル(1ドルは約113.65円)に達している。
こうした「中国人観光客獲得合戦」で勝利を手にしようと、世界各国は様々な方策を高じている。
資料写真:オーストラリアのシンボルともいえるシドニー・オペラハウス。色鮮やかにライトアップされた姿は観光客を惹きつけてやまない(撮影・沙長華)。
オーストラリア:中国人を対象にした有効期間10年の発行を発表
フランス:中国の警察をパリに派遣し、中国人観光客をサポートすることを要請
イギリス:中国との直行便を週約100便から150便まで増便する計画
イスラエル:中国語ガイドの募集を奨励、上海にビザ申請センターを設立、直行便就航都市の増加
また、中国語学習が再びブームとなっており、ネットでは、朝6時から店員への中国語トレーニングを実施しているヨーロッパのあるショップの動画が人気を集め、店員らがアルファベットで中国語に読み仮名をつけて勉強する様子が笑いを誘っている。
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