商務部(省)への29日の取材で、今年1月から8月にかけて、中国における新興サービスの輸出入総額が1兆元の大台を突破し、20.9%増の1兆1383億9千万元に達したことが明らかになった。新華社が伝えた。
商務部サービス貿易司の関係者によると、1-8月 、中国における新興サービス輸出入は成長率がサービス輸出入全体の成長率より10.4ポイント高く、新興サービスの成長への寄与率が3ポイント近くとなっている。そのうち、新興サービスの輸出は25.5%増の5932億3千万元、輸入は16.3%増の5451億6千万元となっている。
今年1-8月、中国の新興サービスの輸入は急成長を遂げ、サービス輸入の実に23.6%を占め、同期比1.6ポイント増となっている。そのなかで金融サービスの成長率が47.1%、知的財産権使用料は同23.3%、通信コンピュータ・情報サービスは同23.2%と、輸入の成長率がいずれも平均20%以上となっている。
またここ最近、中国における新興サービスの輸出入の成長率はサービス輸出入全体の成長率を上回る状況が続いている。商務部研究院国際サービス貿易研究所の李俊所長は、「新興サービス貿易のスピーディな発展は、中国のサービス業、特にインターネットやデジタル経済といったサービス業における新しい原動力の発展をスピードアップさせるのに役立つばかりでなく、中国が次々と打ち出している開放への取り組みとサービス貿易のイノベーション改革を深化させる政策のボーナス還元にも役立っている」との見方を示した。
国家統計局のデータによると、今年1-8月の中国全土のサービス業生産指数は同期比7.9%増で、1-7月の戦略的新興サービス業の営業収入は同期比16.4%増、科学技術サービス業は同期比16.1%増、ハイテクサービス業は14.5%増だった。
サービス業のスピーディな発展は、サービス輸出の成長率が輸入を引き続き上回る状況も生み出している。商務部のデータによると、今年1月から8月までのサービス輸出は今年に入ってからの急成長の勢いを継続させており、輸出の成長率は輸入を5.7ポイント上回った。このうち、成長率ランキングトップ3となった分野は、通信コンピュータ・情報サービス(成長率61.1%)、個人向けアート・エンターテイメントサービス(同38.8%)、保険サービス(26.5%)だった。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年9月30日
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