資料写真:中国のパスポート(撮影・李林)
モバイル決済の支付宝(アリペイ)や微信(WeChat)は、海外のショップにとって中国人観光客を惹きつけるための「招き猫」となりつつある。
こうした「招き猫」は時には「限定バージョン」もある。サッカーのワールドカップを開催し、大いなるチャンスを得た今年のロシアには、サッカー観戦のためにパスポートを取得した膨大な数の中国人サポーターが訪れ、試合開催都市では無料で公共の交通機関を利用できたほか、運行数に限りはあるものの、無料列車に乗車することもでき、今年は年末まで回数の制限無しで、ロシアにビザ免除での入国が可能となっている。統計によると、ワールドカップ開催期間中、同国国内で海外からのサポーターたちが消費した額はおよそ15億ドルに達した。そのなかで、中国人サポーターは約6500万ドルを消費して、米国に次ぐ第2位にランクインした。
次回2022年のサッカーワールドカップの開催地はカタール。今年7月9日には中国とカタールの間でビザ免除協定が交わされ、中国の外交、公務、普通公務、普通パスポートをもつ中国人はカタールにおいてビザ免除で30日間までの滞在が可能となった。これまでカタールではすでに中国人に対し、アライバルビザが認められていた。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年10月1日
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