西安欧速輸出入貿易公司の趙翔宇さんは、日本の化粧品メーカー花印の展示ブースのところで同社の徐超販売ディレクターと話し始めたと思ったら、すぐに注文書にサインした。「このクレンジングローション、フェイスマスク、洗顔クリームはネットで有名な人気商品で、まとまった量を買おうと思っていた」という。
趙さんは30代前半で、同公司は創業から3年で売上高が5千万元(1元は約16.4円)に達した。博覧会への参加について、「来た甲斐があった。これまでの輸入商品を買い付けるには、代理店を通さなければならず、情報の非対称性、高いコスト、低い効率などの問題があった。今はたくさんの輸入ブランドと直接接触して、最新の情報を手に入れることができる」と述べた。
また趙さんは、「今回買い付けた化粧品は、日本で製造され、船で運ばれて天津に到着すると、通関手続きは必要なく、国際定期貨物列車『中欧班列』の『長安号』に直接積み込まれ、海上と陸路の中継輸送で運ばれ、最短時間で西安の保税港に到着する。日本からの輸入商品を西安経由で欧州に輸出したい。『一帯一路』(the Belt and Road)』に乗せて、日本の商品を欧州市場まで輸出したい」という。
中国機械工業集団有限公司傘下の蘇美達国際技術貿易有限公司の胡海浄社長は、「このたびは多くの優れた貿易サービス企業に接触した。日本の水上輸送企業とも知り合うことができた。この企業は欧州航路、米大陸航路で価格的に優位に立ち、これから協力できるかもしれない」と述べた。
同公司は博覧会で「たくさんの収穫を手にした」。日本のTMTマシナリー株式会社からは化学繊維生産ラインから直接提供される高強度糸7億5700万ドル(1ドルは約113.9円)を買い付け、ドイツの建築部品メーカーEBAWE Anlagentechnik GmbHからは組み立て式プレキャストコンクリート生産ライン設備4億ユーロ(1ユーロは約129.2円)を買い付けた。「これからもより多くの、よりよい高品質資源を取り入れて、イノベーション的な供給をしていきたい。道はますます広がると信じる」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月9日
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