来場者が中国館「国際定期貨物列車(中欧班列)」のブース前で足を止め、展示を眺める様子。(撮影:励▼<さんずいに猗>)
企業3600社あまりが出展し、40万人を超える国内外のサプライヤーが来場して商談や調達を行う。第1回中国国際輸入博覧会の会期中には、出展企業とサプライヤーが連日密に接し、心にかなう商品を探し求め、販売チャンネルを開拓している。博覧会は需給双方に新たな窓口を開き、新たなビジネスチャンスをもたらした。
世界的な情報技術(IT)サービス企業・文思海輝技術有限公司の張東蔚シニア副社長は、「博覧会の重要な意義は世界の企業が理解し合う大規模なプラットフォームを構築するというところにある。開放的な協力と貿易の自由化・円滑化の推進により、世界の優れた製品を中国の巨大市場とマッチングさせることになる」と述べた。
博覧会は海外企業と中国企業のために、技術革新協力や融合を実現するためのプラットフォームを構築した。
ネット消費の巨大パワーも博覧会開催中に大いに発揮されることになる。阿里巴巴(アリババ)集団の張勇最高経営責任者(CEO)は6日、アリババの新プラン「大輸入計画」を発表し、今後5年間で世界からの輸入額2千億ドル(約22兆7440億円)を達成すると明かした。張氏は、「輸入博覧会は世界のすべてのブランド企業にとって、一大市場における豊かな鉱脈だといえる。アリババはこのチャンスを利用して、より多くの世界の製品が中国の消費者の目に触れるようにするとともに、海外企業が中国市場でデジタル化に基づく発展方向を見いだすよう支援する」と述べた。
中国通用技術集団の王旭昇副社長は、「博覧会の場を借りて、弊社は一連の協力プロジェクトに集中的に調印する。これは国の輸入拡大政策を実施するための実際の行動であり、また弊社の長年にわたる協力の成果を集中的に紹介するものでもある。弊社は今後、国際スマートデバイス革新サービスセンターを設立し、他社と広い範囲での技術交流や技術協力を展開していく」と述べた。
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