上海奥科賽公司の水陸両用軽量スポーツ機「風翎号」が4日、上海市浦東区滴水湖で正式に初飛行に成功した。これは上海汎用機産業の新たな進展を象徴している。科技日報が伝えた。
「風翎号」は特色あるフル炭素繊維複合材料水陸両用軽量スポーツ機で、中国初の独自の知的財産権をもち、中国民航局から型式合格証と生産許可証を取得した高級軽量スポーツ機だ。上海国際工業博覧会の優秀工業デザイン賞、中国航空宇宙革新創業1等賞、上海市優秀工業デザイン賞を受賞し、上海を代表して中国世界工業デザイン大会中国10大入選工業デザイン作品に選ばれており、国内外の航空産業から広く注目されている。
「風翎号」の設計・開発における多くの画期的な革新は、アメリカ連邦航空局(FAA)が定義するASTM軽量スポーツ機の基準を満たす。さらに視覚測位完成機総組立棚や炭素繊維金型合成全体成型技術などを応用している。空気抵抗と水の抵抗を減らす効率的な舟型フロート機体を採用し、T字型の高い位置の水平尾翼により水上から飛行する際の水の干渉を防ぐ。さらに水上航空エンジンの重心を大幅に引き下げることで、航空機の縦軸の安定性を高めた。また、全デジタル化通信・表示のセンサーとディスプレイを搭載している。
「風翎号」の研究開発は、FAAと中国民航局の軽量型航空機飛行許可基準に基づいており、米国市場で引き渡す際にはFAAの軽量スポーツ機飛行許可を直接取得できる。「風翎号」の世界受注数は75機(米国、豪州、フィンランド、カナダなどからの約11機を含む)で、受注額は2億元にのぼる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月5日
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