二十四節気の21番目にあたる「大雪」は、毎年、12月7日もしくは8日となっている。この頃になると、雪がしばしば激しく降り、降雪範囲も拡大するため、そこから「大雪」と名付けられている。中国新聞網が伝えた。
大雪が訪れる頃、中国国内の多くの地域で、最低気温が零下まで下がり、強い寒気団と寒冷前線・温暖前線が交わる地域では、大雪や暴雪に見舞われることもある。したがって、大雪は、小雪・雨水、穀雨と同様、降水状況を直接反映する節気であるといえる。
しかし厳寒の到来に伴う降雪は、それほど恐れる必要はない。厚く積もった雪は、地面や作物周辺の温度を一定に保つ作用があり、寒流が襲来することで気温が下がり過ぎることはなく、冬作物にとってプラスとなる越冬環境を整えてくれるからだ。
ただ、少し注意すべき点は、この節気の名前が「大雪」ではあるものの、この日に必ず雪が降るということはなく、降雪の可能性は小雪の頃より高くなることを示しているだけに過ぎず、もし雪が降った場合も、その降雪量は一般的に小雪の頃より多いという程度だ。
冬季は「補給」に適した季節といえる。寒い天気に備え、大雪の時期になると、十分に煮込んだ牛肉スープなど、タンパク質を多く含む食べ物や消化しやすい食べ物を普段より多めに摂り、抵抗力を高める必要がある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月7日
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