民泊予約サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」は上海で13日、「2018年中国旅行白書」を発表した。白書の統計データから、「90後」(1990年代生まれ)が旅行の主力群となり、旅行目的地は主に国内であることが明らかになった。中国新聞網が伝えた。
白書の概要は以下の通り。
「90後」のうち、「一人旅が好き」と答えた人は3割あまりで、「2~3人のグループで旅行に出る」とした人は6割以上を占めた。旅行目的地は、主に国内で、国内の人気目的地トップ10は、順に、上海、成都、北京、広州、重慶、杭州、南京、西安、厦門(アモイ)、蘇州だった。また、Airbnbに登録している民泊オーナーも、「80後(1980年代生まれ)」と「90後」が中心で、女性が全体の約6割を占めている。
2018年は、家族旅行に対するニーズがかなり高かった。家族旅行が全体の30%を占め、「キッチン」と「洗濯機」は、宿泊する施設を選ぶ際の重要な条件となっていた。
国内旅行では、中国人旅行者の旅行に出る頻度は目に見えて増加し、短距離の近場への旅行が新たなブームとなった。高速鉄道・マイカー旅行が、周辺部の短距離旅行や週末のプチ旅行をけん引し、前年比約3倍増加した。北京―張家口、上海―蘇州・杭州、寧波―黄山、広州―佛山、深セン―珠海などが、短距離旅行のルートとして最も人気があった。
海外旅行は、引き続き大ブームとなっており、東南アジアへの人気が集中している。2018年、中国人の海外旅行者は、世界200以上の国家・地域に足跡を残し、3,800以上の都市を訪れた。旅行目的地として東南アジアを選んだ人は過半数を占めた。
中国人旅行者の間で最も人気が高い海外旅行目的地トップ10は、順に、日本、米国、タイ、オーストラリア、英国、韓国、カナダ、フランス、マレーシア、イタリアだった。
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