中国青年報社社会調査センターがこのほど問巻網と共同で2001人を対象に実施したある調査では、回答者の87.3%が「SNSのアカウントを2つ以上取得」、78.4%が「SNSプラットフォームが運営を中止して、自分の使用記録もなくなるのが心配」、69.1%が「SNSの自分のアカウントの使用記録を把握しておきたい」と答えた。中国青年報が報じた。
87.3%「SNSのアカウントを2つ以上取得」
調査では、「SNSのアカウントをいくつ持っているか」との質問に、87.3%が「2つ以上」、12.0%が「1つ」と答えた。「1つもない」との回答はわずか0.8%だった。SNSで何をするかに関しては、60.1%が「素晴らしい瞬間をシェア」、50.7%が「ニュースを読む」、49.2%が「社会で起きている時事関連に関してコメント」としており、このほかには41.0%が「素晴らしい暮らしを記録」、38.6%が「ストレス解消」、34.1%が「他の人の投稿にコメント」、19.8%が「暮らしで感じたことを記録」、10.9%が「何かを勉強した日を記録」と答えた。
また、回答者の94.5%が「SNSに投稿した内容を後で見る」と答え、うち44.1%が「よく以前の投稿を見る」と答えた。
78.4%「SNSプラットフォームが運営を中止して、自分の使用記録もなくなるのが心配」
あるネットユーザーは、「よく使っていたSNSプラットフォームが数年前に運営を中止し、使用記録を見ることはできても、それを修正したりすることはできなくなった。運営が中止になる前に、わざわざログインして、友達にコメントを書き込んでおいた」と振り返る。
調査では、回答者の78.4%が「SNSプラットフォームが運営を中止して、自分の使用記録もなくなるのが心配」と答え、うち17.1%が「とても心配」と答えた。
また、SNSの利用で心配なことに関しては、71.2%が「写真などの個人情報が流出するのが心配」、56.9%が「偽の情報に騙されるのではと心配」、52.0%が「足跡がビッグデータとして記録されるのが心配」、37.4%が「異なる意見を持つ人にネット上で攻撃されるのが心配」と答え、15.6%が「SNSを使いすぎて、実際の生活で人と交流するのが怖くなる人もいる」と指摘した。
その他、回答者の69.1%が「SNSの自分のアカウントの使用記録を把握しておきたい」と答えた。
あるネットユーザーは、「誰でもSNSのユーザーになって、自分の好きなものをそこにアップしたり、書き込んだりできるけど、インターネット上のプラットフォームに『リセットボタン』はない。投稿したものは、誰かに転送されたり、誰かがそこにコメントを寄せたりする。そのため、ユーザー一人ひとりが情報の安全に対する意識を高めなければならない。また、SNSのプラットフォームも、ユーザーが、自分が投稿したコンテンツを、他の人がダウンロードしたり、コピーして保存したりするのを許可したり、禁止したり選べるようにしなければならない」と指摘する。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月20日
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