▽2万9千キロメートル——高速鉄道の営業距離数が新たなブレークスルー達成
今年最後の1週間に、高速鉄道の新路線10本が相次いで開通し、中国の高速鉄道営業距離数は約2500キロメートル増加して2万9千キロメートルになる。新路線の開通により、一部都市間の旅客列車運行時間がさらに短縮される。
今年開通した新路線のうち、広東省の広州市、深セン市、香港地区を結ぶ広深港高速鉄道の香港区間が特に注目を集めた。9月23日に開通したこの路線は、香港特別行政区が中国高速鉄道ネットワークの仲間入りをし、高速鉄道の新しい時代が始まったことを意味する。香港と大陸部都市の間の「4時間観光圏」がさらに広がり、香港観光産業に大きなビジネスチャンスをもたらすことになった。
「中長期鉄道網計画」によると、2020年の鉄道ネットワーク規模は15万キロメートルに達し、うち高速道路は3万キロメートルになる見込みという。
▽1万2千本——中欧班列が15ヶ国49都市へ運行
このほど行われた国際定期貨物列車「中欧班列」の運輸協調委員会第3回全体会議が明らかにした情報によると、中欧班列はこのほど累計運行本数が1万2千本に達した。2018年1〜11月だけで5611本に上り、前年同期比72%増加した。通年の運行本数は6千本を突破する見込みで、「中欧班列建設発展計画2016-2020年」で確定した「年間運行本数5千本」の目標を2年前倒しで達成した。
中欧班列は運行する範囲が拡大を続け、中国では56都市、欧州では15ヶ国49都市へ運行する。輸送する貨物が初期の携帯電話やコンピューターといった情報技術(IT)製品から、衣類・靴類・帽子類、自動車・自動車部品、穀物、ワイン、コーヒー豆、木材・パルプ、家具、化学工業製品などへと広がりをみせる。
邯鄲市の貨物センター邯鄲拠点からまもなく出発する邯鄲からモスクワへ向かう「中欧班列」(11月28日、撮影・彭亜峰)。
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