世界最大径間(スパン)の鉄道コンクリート斜張橋で、国内初の大径間鉄道ツインタワーコンクリート斜張橋、主径間が300メートルに達する温州◆江特大橋(◆は区に瓦)が閉合した。これは中国のコンクリート鉄道斜張橋の重大な突破を象徴している。科技日報が伝えた。
専門家によると、鉄道による過度な負荷やコンクリートの早期におけるひび割れ、長期的かつ大きな変化・変形といった各種要素と技術の難題により、コンクリート斜張橋が鉄道橋に使用される例は少なく、少数の小・中径間の橋のみに応用されている。これまで世界で竣工済みの同類橋である日本の新幹線の第二千曲川橋梁の最大径間は133.9メートルだった。
◆江特大橋の設計時、中鉄第四勘察設計院は浙江省交通庁科学研究計画などの各種課題を利用し、鉄道斜張橋に初めて魚腹型ボックスガーダー構造を採用した。これにより高く狭い橋面の鉄道橋の構造への圧力、デザイン、空気力学などの設計上の難題を解消した。大径間鉄道コンクリート斜張橋の数多くの技術的難題を克服し、径間の記録を134メートルから300メートルに更新した。コンクリート斜張橋は径間150メートル以下の鉄道橋にしか応用できないという技術の現状を変え、鉄道斜張橋の重大な進展を実現した。これによりプロジェクトの投資額を22%抑えることができた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月21日
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