東京の上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃん・香香(シャンシャン)は今年2歳になる。約定に基づき、満2歳になる6月を目途に中国に返還されることになっているため、日本のシャンシャンファンからは「さみしい」という声が上がっている。
シャンシャンは現在、父親の力力(リーリー)と母親の真真(シンシン)と共に上野動物園で暮らしており、シャンシャンを一目見ようと、早朝3時から動物園の開園を待って、行列を作るファンもいるほどだ。
パンダは世界中で人気が高く、特に日本では熱狂的な人気を集めている。2017年にシャンシャンが誕生した時は、上野動物園のジャイアントパンダ飼育では初の自然交配で生まれたこともあり、まさに大フィーバーとなり、日本全土がお祝いムードとなった。そして、日本では17年が「パンダイヤー」と呼ばれるほどのブームとなり、世界中が注目。一目見ようと多くの人が押し寄せたため、動物園も入場制限をするほどだった。
シャンシャンが6月にも中国に返還されるというニュースに、日本のあるネットユーザーは、「22億円かけて作った新パンダ舎もまだ使っていないんだから、絶対返還時期を延長してもらわなければ」との声を寄せている。
また、「シャンシャンのパートナーを見つけたら、ずっと日本で暮らせるかもしれない」や「パンダの繁殖の研究はもうやめたの?シャンシャンは一生独身なの?」といったコメントだけでなく、「日本で暮らすとか、中国に返還するとかではなくて、シャンシャンが幸せに健康に生活していくためにはどうする事が一番良いのかを考えるべき」、「延長できるかどうかにかかわらず、今のうちにシャンシャンを見に行かなければ」という理性的なコメントも寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月17日
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